警鐘は響くよ(2023年12月)
11月も暑い日が続きましたが、いよいよ日も短くなり、富士に積もる雪を見れば、年の瀬が近づいたと感ぜずにはいられません。
空気も乾燥し、暖房器具など火気を使用する機会が増えるこの時期、中井町消防団は、12月26日から大晦日まで、出火防止などの啓発活動のため、年末特別警戒を実施します(大晦日は自宅待機)。
耳をすませてください。
カーン、カーンと町中に響く警鐘は、私たちの生命財産を守る「中井町消防団ここにあり!」と安心と安全も運んでいます。
消防団の年末年始は慌ただしく、消防出初式まで続きます。
消防団員のみなさま、仕事やご家庭のことがある中、よろしくお願いします。ご家族のご理解お支えもありがとうございます。
22年前、わたしが中井に転居した際、自治会加入はもちろん、消防団にも加わりたいと希望しましたが、当時、分団は定員を満たしていたこともあり、消防団員になれませんでした。
その前後から、団員確保の課題が顕著になってきました。
定年が40歳未満から45歳未満に引き上げられ、対象者を町内在勤者にも広げるなど、その確保に苦慮しています。
そんなこともあり、わたしは消防団員になれなかった自分に何か「負い目」を感じています。
ですので、議員になった頃から1.可能な限り現場に臨場する2.消防団のみなさまと心ひとつにする、この2つを心に決めました。
町内に消防が出動すると、SNSの情報から自動でスマホに連絡が届く仕組みを自作し、火災の際は現場に赴くようにしています。
現場では何もできませんが、消防団員各位に心より感謝と敬意を持ち、今の立場からできることをできる限りやっていきたい、その思いで取り組んでいます。
東日本大震災では、消防団員のみならず民生委員、自主防災組織自主防災組織・自治会役員の方々がその使命の中、犠牲になられました。
くれぐれも御身を大切に、怪我などなきよう、念じてもいます。
現在、消防団では各分団の団員を募集しています。
ぜひ、消防団に加わりたい方、お手をおあげください。
18歳から加入可能ですので、最近では、学生の傍ら加わっている方も出ています。
日ごろ関わりの少ない人たちが世代を超え、真剣に私たちを守り、時に打ち解けながら活動されている姿を、言葉はうまくないですが、なんだか「うらやましいな」と感じながら、心を合わせて応援しています。