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町長、校歌を歌う(2024年4月)

コロナ禍でいろいろなことが変わりました。
その一例でありますが、学校の卒業式は、式も簡素なものとなり、来賓も限られ、一見、にぎやかさは減じたかもしれませんが、「卒業を祝う」原点とは、こういうものだったのかと、感動とともに、改めて気づかされました。

この3月に卒業された方、また4月に入学される方、そのご家族の方々、おめでとうございます。

令和4年度末、コロナ感染防止のため、卒業式でのあいさつは求められないと知った時、校歌を歌って、動画で卒業生の門出にエールを送っては、と思いました。

というのも、その1月の消防出初式は悪天候のため、式典を中学校体育館で行いました。
その際、団員のおひとりが体育館の舞台上手壁面の校歌のレリーフを、懐かしそうに見上げていたのを思い出したからです。
素朴に「校歌って心に残っているものなんだな」と思い、何かうれしくなったのです。

わたしにとっても子どもたちがお世話になった中井中、中村小学校は、まるで自分の母校のような存在で、校歌も何度も繰り返し歌ってきました。
何とか歌えそうだと思い、分不相応なのは知りながら、ご自分も卒業生である町内のピアニスト、石川千晶さんに伴奏をお願いし、令和4年3月に中井中学校の校歌を収録しました。

中学校では卒業式に先立って、3年生でご覧いただいたそうで、恐縮してしまいましたが、YouTubeの再生回数は1年間で1400回を超え、町民の方からも反響がありました。

校歌は学校だけでなく地域の歌でもあります。
先月は、卒業式の直前に中村小学校校歌を歌わせていただきました。

さて、次は、井ノ口小学校の校歌です。
これにはご存じの通り、「風と花と霧」というタイトルが付けられて、ポップで躍動感のある校歌です。
そして、私はまだ歌いこなせていません。
どうしましょう。

井ノ口小学校の校歌を、みんなで歌いませんか。
校歌は在校生、卒業生だけでなく、地域にお住まいの方の歌でもあるかもしれません。
子どもたちを思い、自分たちと地域を思い、歌ってみませんか。

卒業生はもちろん、卒業生でない方も、お住まいに関係なく、歌ってみたいなと思う方、ぜひお知らせください。
収録は来年3月です。一緒に準備したいと思います。