美・緑(みりょく)への挑戦 Vol.1(2024年11月)
10月20日に開催された美・緑(みりょく)なかいフェスティバル2024へのご来場、誠にありがとうございました。
本町最大のイベントが、実行委員会はじめ多くの方のご協力、またご協賛により、笑顔で満たされましたこと、心の底から感謝申し上げます。
そういえば少し遅れたキンモクセイの香りも満ちていました。
フェスティバルではイベント趣旨である「なかいの魅力と今」を伝えることに加え、前回からエコロジーの視点を取り入れ、中長期的に時間をかけながら、文字通り「美・緑(みりょく)」を実現することに取り組んでいます。
今回は特に、横浜銀行の地域脱炭素プラットフォームを介して、丸紅、東洋スチレンの協力を得て、プラスチックのリサイクルにつながりました。
脱プラスチックを見据えながらも、プラスチックは生活に欠かせない素材であり、ペットボトルの回収など、まずはリサイクルこそ取り組まれなくてはなりません。
プラスチックのリサイクルには、1.再利用する2.熱エネルギー活用する3.新たな製品を作る、という3つの方法があり、今回はそれらが一堂に会する日本初のイベントとなったそうです。
メイン会場で使われる、すべての食器をポリスチレンで統一、各ブースに実行委員会でご用意しました。
それを町内事業者や企業から組織される「中井の環境を良くする会」が運営するエコブースで回収したところ、75リットルの袋で、なんと20個分になりました。
食器を専用機に投入、粉砕し、熱を加えると、純度100パーセントで再原料化されます。20袋が何時間かかるかと心配してしまいましたが、ものの2時間で再原料化され、全体の片付け時間内に収まりました。
これまでは、あの分量がそのままごみとなっていました。
このほかにも回収されたペットボトルのフタは「コマ」に変身、ペットボトルから抽出される油で発電し、ポップコーンを作るなども披露されました。
美・緑(みりょく)なかいフェスティバルは、一歩一歩ではありますが、環境に優しく生まれ変わることに挑戦していきます。
今年度のポスターに初めて、そして自信を持って、SDGs(エスディージーズ)アイコンを付けることができました。こうした取り組みを通して、わたしたちを取り巻く環境や、日々のごみ問題へと関心を高めていただき、皆さまとご一緒に、資源化できること、減量化できること、環境を守ることの実践により、持続可能なまちづくりにつなぎたい。
そう切に願います。